ヒーリング日記ふたたび

こころや身体について考えたことを綴ります

猫の膀胱炎の症状について

うちの猫♂が初めて膀胱炎及びストルバイト結晶症になったのは約3年前でした。


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ある日突然、小さな声で「ギャー」と声を出して立ち止まり、うずくまったと思ったのが最初。それから、「ソロソロソロ」と忍び足で歩くようになり、また少し歩くと、ギャー(痛い!)と普段出さないような種類の声を出して腰からくだけ落ちてしまうようになりました。

 

だんだん歩けなくなり、階段の登り下りもできなくなりました。元気もありません。

 

もちろんすぐに病院に連れていって診てもらったけれど、異常なし。

歩けないから関節炎かと思いきや、レントゲンでは骨や関節に異常なし。心臓も大丈夫。触診でも痛がる個所はない。

 

異常はないので、精神的なものかもしれません、

という話でした。

 

でも納得いかない。猫は明らかにどこか痛がっている。歩き始めるとすぐにギャー(痛いよ!)と言って、腰からストンと尻餅をついて歩けないのだから。

 

次の日も猫は痛そうなので再診したところ、

どこも悪くない、精神的なもの。という獣医師の結論は変わりませんでした。何か筋肉の薬を出してくれて、それで様子をみましょうということに。

 

その後、筋肉の薬で様子をみていても相変わらず猫は歩けないし痛そうで、放っては置けないので、

病院に電話したところ、(精神的な問題なのに、心配症な飼い主で困ったものだ)という、明らかに迷惑そうな様子だったので、

 

別の病院をネットで探して行ってみました。

そこで、院長先生が、

「どこか痛いんだろうな」とおっしゃって、丁寧に触診をしてくれたときには安心しましたよ。

猫と飼い主の訴えを信用してくれたのだから。

 

結局、エコーでみたらはっきりと、尿路にびっしりと砂が詰まっていた、つまり、ストルバイト結晶症+膀胱炎であったことがわかりました。その日にカテーテルを入れて膀胱内に砂を押し出す処置をしてもらって、帰宅しました。

 

帰宅後は、消炎剤と抗生剤、ステロイドで落ち着き、ごはんは療法食を続けることで、無事、治癒しました。

 

結局、尿路の問題が判明するまで、何日も猫を苦しめることになってしまってかわいそうなことをしました。尿路にびっしりと砂がつまり、それが尿管を傷つけて、とても痛かったのだと思う。だから、腰からくだけるように尻餅をついて…。とにかく手遅れになる前に、別の病院へ行って良かったです。今ではそこの病院がかかりつけになっています。

 

ところで、普通、一般的に、猫の尿路トラブルである、ストルバイトや膀胱炎の症状としては、

「トイレに何度も行くけれどおしっこが出ない」

「排尿時に痛そうに鳴く」

「トイレでいきんでいる」

というのが良く聞く現象ではないでしょうか。

 

その症状は、うちの猫に関しては、あてはまりませんでした。おしっこの量は普段より少なくなっていたのかもしれないけれど、

トイレの頻度も普通で、トイレ滞在時間も普通。

なので、歩けなくなったときに、

おしっこトラブルのことは発想もしませんでした。

最初の病院の先生も、問診のときに「トイレでふんばっていませんか?」とは聞いてくれたのです。

でも、結果的には精神的なものだと誤診されてしまったので、トイレでふんばらなければ尿路疾患ではない、とか、トイレに頻繁に行かなければ尿路疾患ではない、と判断はできないということですよね。エコー、尿検査、血液検査などで確定するのは大事なことですね。

 

ちなみに、ストルバイト、膀胱炎は再発しやすいと言われるように、その後3年間で3回くらいは再発しました。

いずれも症状は、

 

食欲がない

元気がない

口をくちゃくちゃさせる(気持ちが悪いから?)

胃液を吐く

 

などで、やはり、何度もトイレへ行くとか、トイレで排尿時痛そうにするとか、教科書的なわかりやすい症状はありませんでした。

あとから考えて「そういえば、いつもは握りこぶしの大きさのおしっこのかたまり(猫砂使用)が、ここ1日〜2日は一回りくらい小さかったかも?」くらいな感覚です。

 

 

現在とっている予防策について。

 

今では飼い主もかなり敏感になっているので、

元気がないとすぐ膀胱炎を疑う、

毎日のおしっこチェックは欠かさず、少しでもおしっこの量が少ないと用心する、

尿路に配慮した食事の継続(スーパーなどで買える缶詰など、喜ぶからといって与えると、うちの猫はテキメン発症しやすいです)、

病院が年末年始などの休暇に入る前には症状がなくても膀胱炎の薬をもらっておく、

などしています。

 

それから、サプリメントの「ウロアクト」を継続しています。うちの猫にはかなり効果があると感じています。

 

大事な猫が体調を崩すと、

本当に心配なものですよね。

猫って、昨日までは元気一杯だったのに、

ある日あるとき突然に体調不良、となったりするのでこわいです。

 

猫の膀胱炎の症状について、こんな症状もありますよ、ということで、参考になればと思って書いてみました。